運をつかむために

2021年3月1日

最近アメリカの大リーグでも活躍した田中投手が楽天に復帰したニュースが話題を集めました。
マー君の中学時代の監督でもあり、今でも子どもたちの指導をされている方が、運をつかむためには、「当たり前のことを当たり前にやって行くことが大切である」という話を前にされていました。
中学校時代のマー君のエピソードを通して親の姿勢を教えられます。
幼児期であろうと児童期や思春期であろうと伸びる子どもへの親のサポートの仕方は、共通していることがわかります。
マー君のように活躍している野球選手や J リーガーの中には、寄付をして社会に貢献している人たちがたくさんいます。
しかし、彼らは応援してもらうことだけを目的に寄付しているわけではありません。
確かに寄付をすることでその人たちは応援してくれるようになります。
しかし、応援してもらうためだけに寄付をするわけではなくて、応援してくれる人がいることで自分自身が良い行いを心がけるようになるからそうするというのです。
つまり、応援したくなるような人になるために良い心がけをするようになるというのです。
監督が野球をしている子どもたちを見ていて伸びる子の条件としてあげるのが、練習を休まないことだと言います。
はじめのうちは、ただ漠然と同じように練習しています。
そして、毎日練習しているうちにどの子も頑張って休まないで来るようになるといいます。
休んでいる間に何かあるとみんなに迷惑がかかるかもしれないとか、練習を休むことでみんなを裏切りたくないといった気持から休まないのだそうです。
ご存知のようにマー君は、楽天に所属していた時から素直なので故野村監督のみならず先輩たちからもかわいがられました。
そんな彼は、人一倍負けず嫌いでもありました。
いつもはのんびりした感じで自転車でやってくるらしいのですが、練習となると人が変わります。
OnOffの切り替えができる人なのです。
中学時代から試合で負けて苦い思いをした経験を何度もしているからこそ、今では負けたくない気持ちを前面に出して取り組むのだそうです。
マー君のようなとびきりの選手にならなくとも親であれば伸びる子どもにしたいと思うのが人情でしょう。
伸びる子どもとそうならない子どもと何が違うのでしょうか。
いうなれば指導者と同じ方向に向かせることができるかどうか、素直に指導者の言うことが受け入れられるかどうかの違いなのかもしれません。
野球の試合や練習の時、応援をしている保護者の姿は色々あるようです。
その中でもマー君の両親の姿は他とは違っていたそうです。
いつも応援には欠かさず来られることは他の保護者と同じだそうですが、その時には言葉は発せず、ご両親ともじっと静かに応援しておられたそうです。

監督さんは、「家でもあんなに黙ってるのか」とマー君に聞くと「家ではうるさくて監督の言うことを親も同じように言うので、家でも練習でも、いつも同じことを言われてうんざりすることがある」と答えたそうです。
伸びる子どもは、家庭でのサポートの仕方が違っていて監督のアドバイスを気持ち良く受け取る準備ができていたことが伺えます。
そこが他の子どもとおおいに違う所だったのかもしれません。
そして、野球については周りの大人が同じ事を言うので立ち向かうしかない状況だったのでしょう。
指導者である監督は、現場ではいつも本気で子どもに向かっています。
ですから叱られる要素が子どもにあれば本気で怒るのです。
指導者もほんとは怒ったり叱ったりしたくないのですが、叱られるには叱られる理由があるのです。
叱られる要素を作っているのは本人。
本人もそれはよくわかっています。
親が練習での指導について「厳しいよね、あんなに怒らんでもいいよね。」とか「あの先生、あそこまでせんでいいよね。」などと子どもの側についてあまりにも「よしよい」と慰めすぎてはいけないと言うのです。
そうしているとせっかくの指導も実を結ばず、親のサポート次第では、かわいそうな情けない子どもになってしまうからです。
叱られた経験がある先輩たちは叱られた後輩に、「何で先生に叱られたか」を話して監督のサポートをするそうです。
マー君の親御さんやチームの先輩たちのように「指導する先生が、なんでこうやってくれるのか」と同じ方向に子どもを向けてくれるように監督をサポートしてくれると、気持ち良く伸びていく子どもになると話されていました。
子どもが伸びていくか行かないかは、親のサポート次第です。
親が子どもをがみがみ叱るのではなく、同じ方向が向けるよう違うサポートの仕方で子どもを支えることが大切なようです。
運をつかめる伸びる子どもにするもしないも、親のサポート次第であることをマー君の活躍が教えてくれているようです。